沿革 HISTORY
ファンテックスは1985年に結婚式場・斎場専門の演出機器メーカーとしてスタートして以来、お客様と共に歩んでまいりました。
その歩みを簡単にご紹介します。
1980年代
1985年
- 2月
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鳳鳴電子工業株式会社設立
結婚式場・斎場に特化した演出設備の開発・製造・販売・施工を開始。
- 2月
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ファンテックスの誕生
生産する様々な製品群に対し、「ファンテックス」と名づける。
「ファンテックス」とはfantasyとTechnologyを組み合わせた造語で、感動と技術の融合を表すブランドネーム。 - 2月
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オールインワン自動演出操作卓の原型:FBM-06販売開始
ホール内の全ての音響・照明機器を、たった1つの操作卓でコントロールすることができる自動演出操作卓(商品名FBM-06)を開発、製造・販売を開始。FMDシリーズの前身。
音響と照明のコントロールができるだけのシンプルな機能ではあったが、全国の冠婚葬祭関連施設で驚きを持って迎えられ、以後の主力商品となった。
演出パターンを卓本体にメモリーする機能を搭載。当時としては画期的だったが、メモリー操作が複雑すぎるなど改良すべき点もあった。
この他、電動のリモートコントロール式ピンスポットやリモートコントロール式のビデオ収録システム等も同時に販売開始した。
FBM-06
ビデオ収録システム初期型
- 7月
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空冷式RGBレーザーディスプレイシステム販売開始
低コストの空冷式RGBレーザーディスプレイシステムを開発、製造販売開始。
当時のレーザーディスプレイ演出は大型水冷式レーザーディスプレイシステムによるものが主流で、大変高額な上に設置工事が複雑で、導入するにはハードルが高い演出だった。
そこで低コストで設置工事が複雑でなく、さらに演出時の操作が簡単な空冷式のシステムを開発したところ、空前のブライダルブームとも相まって、大変な反響を呼んだ。
空冷式RGBレーザー
ディスプレイシステム
- 7月
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「二人の道」販売開始
結婚式場向けに、俳優:石坂浩二のナレーションによる企画ビデオ「二人の道」を制作、販売開始。
二人の道
- 8月
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鳳鳴電子工業株式会社の営業部門を独立させ、販売会社として演出機器販売株式会社を設立。
- 9月
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ビデオプロジェクターの電動昇降装置を開発、製造・販売を開始。
1987年
- 5月
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高速電動スクリーンユニットを開発、製造・販売を開始。
- 10月
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油圧式ビデオプロジェクター電動昇降装置販売開始
油圧式ビデオプロジェクター電動昇降装置(昇降距離1.2~2m)を開発、製造・販売を開始。
これまでにない静かさと速さを実現し、プロジェクター準備がスマートに行えるようになった。
油圧式ビデオプロジェクター
電動昇降装置
- 10月
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1kw電動リモートコントロール式スポットライトを開発、製造・販売を開始。
1988年
- 4月
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FMB-06をモデルチェンジ。FBM-801として製造・販売を開始。
- 12月
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リモートコントロール式カメラ回転台(高速・可変速)販売開始
リモートコントロール式カメラ専用の、高速で可変速型の回転台(商品名「FRV-801」)を開発。オリジナルのビデオコントロールシステムと組み合わせて製造・販売を開始。
従来品にない静かさと速さで爆発的な人気を得た。
FRV-801
ビデオコントロールシステム
1990年代
1991年
- 3月
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本山ビデオシリーズ発売
全国41宗派の本山を独自取材し、各宗派別の案内用ビデオを制作。「宗派別本山ビデオシリーズ」として販売開始。
現在に至るまでのロングセラーとなり、現在はDVD版を販売。
宗派別本山ビデオシリーズ
1992年
- 3月
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本格的な祭壇幕演出開始
祭壇演出に動的要素を盛り込む試みを開始。
祭壇幕に様々な情景を描き出す演出に取り組み始める。 - 10月
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「鳳来」販売開始
葬儀用BGM集「鳳来」制作、販売開始。
鳳来
1993年
- 5月
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星空演出の始まり
満天の星空を館内に再現する星空天井演出を考案。
現在の星空天井演出の原型となった。
星空天井演出
1994年
- 7月
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メタルハライドランプ(250W)を使用した、電動リモートコントロール式スポットライトを開発、製造・販売を開始。
- 8月
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スウィングライト誕生
メタルハライドランプ(400W)を使用した、ムービングライト(商品名「スウィングライト」)を開発、製造・販売を開始。
小さなコントローラー1台で最大24灯までを簡単コントロールできる、画期的な演出専用ライトが完成した。
スウィングライト
1995年
- 4月
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自動演出操作卓の目覚め:FMD-501販売開始
FMDシリーズ第1号機、自動演出操作卓「FMD-501」を開発、製造・販売を開始。
FBM-801のメモリー機能を改良。より簡単な操作で細やかな自動演出を可能にした。
オプションでスウィングライトのコントローラーも積むことが出来た。
FMD-501
- 12月
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演出機器販売株式会社を吸収合併。
1996年
- 1月
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会社名を演出機器販売株式会社に変更。
1998年
- 1月
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会社名を株式会社ファンテックスに変更
ファンテックスブランドが浸透したことを受けて、企業イメージを統一するため、CIの一環として社名を変更。同時にロゴデザインも一新した。
- 1月
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「黎明」販売開始
葬儀用BGM集「黎明」制作、販売開始。
黎明
- 3月
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ブライダルビデオ制作サービス開始
ブライダルビデオの制作(撮影・編集)サービスを開始。
- 4月
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自動演出操作卓の革命児:FMD-502発売
「FMD-501」をフルモデルチェンジした本格的自動演出操作卓「FMD-502」を開発、製造・販売を開始。
制御方法を完全デジタル化した革命的なモデル。
便利なメモリー機能には、1,792種類ものシーンを記憶させることが出来るなど、様々な点で進化。これまでの自動演出操作卓とは一線を画する。今では標準装備の照明オートフェーダーや、手動操作割り込み機能などもこのモデルから。
FMD-502
1999年
- 6月
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思い出編集長販売開始
オリジナル追悼ビデオ制作システム(商品名「思い出編集長」)を開発、製造・販売開始。
現在はDVD制作バージョンを販売している。
思い出編集長
- 6月
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省エネ照明時代の幕開け
祭壇照明にも省エネの観点を取り入れ、蛍光灯式祭壇照明機器3タイプ(FSP‐100A/B,FSP‐500A,FBL-404R)を開発、製造・販売開始。FBL429Aの前身モデル。
使用電球に蛍光灯を利用したモデルの初期型。
従来のハロゲン電球使用器具に比べ大幅な省電力、低コスト、低熱を実現。また、照明業界では「蛍光灯は調光コントロールできない」と言われていた不可能にチャレンジし、5~100%の調光コントロールにも成功。 色温度など演出性においては、直管蛍光灯使用のため後のFBL429Aに比べ劣る。
発売当初より、斎場演出業界の話題を集め、以降の祭壇演出におけるスタンダード照明機器となった。
- 12月
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自動追尾照明システムで特許取得
「移動体の自動追尾照明システム」にて特許取得。
(特許第3017183号)
2000年代
2000年
- 9月
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PAオペレーションサービス開始
結婚式・披露宴等のPAオペレーションサービスを開始。
同時に、披露宴時の選曲打合せサービスもスタートさせる。
2001年
- 4月
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デジタル遺影モニター(商品名「おもかげ」)を開発、製造・販売開始。
2003年
- 4月
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ツイン蛍光灯式高演出ボーダーライト、ついに完成
ツイン蛍光灯式高演出ボーダーライト(商品名「FBL429A」)開発に成功。
直管よりも格段に発色が良く、明るいツイン蛍光灯を使用することによって前モデルの省電力・低熱性はそのままに、演出性を高めた。
また製品サイズを大幅にダウンさせ、スリム&コンパクト化を実現。設置可能場所の幅が広がった。調光については前モデル同様、5~100%の調光コントロール可能。
白木祭壇・生花祭壇の美しさが際立つと評判に。
FBL429A
2005年
- 4月
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LEDによる壁面照明システム(商品名「ブリリアントウォール」)を開発、製造・販売を開始。
2006年
- 4月
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タッチパネル式自動演出操作卓:FMD-901販売開始
FMDシリーズのタッチパネル式モデル(商品名「FMD-901」)を開発、製造・販売開始。
502の性能はそのままに、セレクト方式をタッチパネル式に変更。
ユーザーを選ばないデザインで人気に。
FMD-901
2008年
- 4月
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FMDシリーズのコンパクトモデル(商品名「FMD-701」)を開発、製造・販売開始。
FMD-502から機能を絞ったコンパクトモデル。
FMD-701
- 6月
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デジタル案内表示板(商品名「想い」)開発、製造・販売開始。
- 12月
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デジタル映像ウェルカムボード(商品名「iKAZE」)販売開始。
2009年
- 1月
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「尺明」販売開始
葬儀用BGM集「尺明」制作、販売開始。
尺明